ある会議の風景と誕生日の花束

 ある会議に出ていろいろな道具を使って記録しようとしていた、まさにその時、自宅には誕生日を祝う花束が届いており、両者にはどんな関係もなかったが、共時性の中で二つの事が起きた。
 会議場の机の上にある物はすべて私の物に他ならなかったが、自宅の花束は妻に届いたもので、その意味でも無関係だったが、デジタルカメラに撮ってしまうと、同じ記憶の中に共存する。ましてブログで画像を並べてみると、とてもお似合いの構図が見えてくる。思えば無関係な物を関係づける媒体として日記はあり、それぞれの物質は最初から他から自立し、自ら質量を主張している。そこに何も付け加える物はないのだが、インスピレーションが働いて並べると、そこに虚構のビジョンが現出し、ちょっといい感じになる。