2018-01-01から1年間の記事一覧
ポスト戦後の歴史的転換に独自の視点を提示し、福島原発事故の後の世界を構想する加藤典洋氏の近著を読んだ。『敗者の想像力』(集英社新書) 1945年の敗戦をもって日本は敗者の仲間に入った。いつまでも終わらない戦後に決別するために「敗者の想像力」を徹…
人文系と言ってもほとんどノンフィクションの類しか読んでいない。それはそれで面白くてタメになったと思うが、ちょっと情けない感じもしてくる。今年こそはもう少し硬派の本を読んで「教養」を身につけようと思う。60歳を過ぎたら「教養」しか頼りになるも…
遅まきながら2017年のことを思い出しています。2017年は、「失われた世代」の女王、ガートルード・スタインを3冊読んだ。また、格闘技など独自の世界を拓く増田俊也の小説、ノンフィクションも3冊読んだので、これも読まずにはいられない気持ちにさせた。つ…