2017-01-01から1年間の記事一覧

広告批評再び、そしてサヨナラ

物置となっている昔の書斎を整理していたら、天野祐吉と島森路子が出していた『月刊広告批評』が大量に出てきた。ついつい年代別に並べると、バブルまっただ中の1989年から終刊する2009年まで約20年分があった。 「ああ困った。これを何とかしないとまたその…

2016 今年読んだ人文系のベスト3

人文系の方は、ちょっと手応えがある読書ができたな(?)。全部新書じゃなかったし、それなりに刺激を受けた。 1. たまきはる 神蔵美子(リトル・モア) 写真家の著者が、夫の末井昭の協力もと12年かけてまとめたフォトエッセイ。「たまきはる」は命にかか…

2016 今年読んだ小説ベスト3

2016年、今年読んだ小説のベスト3は、前年よりさらに貧弱な感じで、なんかなぁ。さらに恥ずかしい。全部短編集で、全部文庫本になった。 1.女のいない男たち 村上春樹(文春文庫) 禍福は不倫妻に先立たれた俳優、木樽は恋人を捨てて外国に逃げた男、そし…