ロックバーに二日続けて行った。

 仲の良い同年代の男4人と居酒屋で飲み、そのあとロックバーに行ったら、携帯と免許証を落としてしまい、その次の日も夜行くことになってしまった。
 車で行ったので、飲まなかったが、札幌は日中、25℃を超える陽気で、夜も18℃くらいあって、たくさんの人々がススキノに繰り出し、ぞろぞろ歩いていた。
 友人と飲んだのは、一人が地方から札幌に戻ってきたことを歓迎する飲み会だったが、共通しているのはロック好きなこと。中でも一番若手の男は、3000枚のCDをもつコレクターで、ブリティッシュ・ロックの心酔者なのだ。ユーライア・ヒープやケン・ヘンズレーの新譜を探しては、教えてくれるのだ。歓迎される方の男は、タバコを止めようと外来で病院から薬をもらって飲んでいる。「もう2週間吸っていない」と話す。彼が来るというので、ロックバーのマスターがキャメルのライブ(昔のではなく最近の)を見せてくれた。うーんキャメルで盛り上がることはできなかったが、なかなか貴重な映像だった。
 そして、ジェフ・ベックボブ・ディランの札幌ライブを見た話をしたのだが、何を言ったのかほとんど覚えていない。たぶん、自慢話にようなくだらない話になったのだろう。
 携帯を無くしたと気がついて、あちこちに電話したが、どこにもなく、午後8時30分からしか営業しないロック・バーだけが残され、電話したら免許証も落ちていることがわかった。やっぱり今年もこの店に通い、好き勝手なロック話をし続けるのだろうなと思った。マスターには全く迷惑な話だが、こっちは知ったことでない。